胡蝶蘭・春、夏の管理

胡蝶蘭イメージ

春の手入れ
暮に入手した株の場合、花は終わりに近づいています。ギフト株の場合、ほとんどが陶器の化粧鉢やプラスチックの鉢に 入っている事が多いので、家庭園芸において育て易い素焼きの鉢に植え替えたい所ですが、初夏頃になるまで待ちましょう。 花茎を切る目安は、花房の半分位がしおれた頃です。花茎の基部を3〜5センチ残して切ります。ただし、ひと株植えで、 根が良く張った元気な株であれば、基部より3節残して切ります。暫くすると、残った花茎からもう一度花芽が出て、3〜4ヵ月 後に開花します。2回目の花が咲き終ったら、花茎を基部で切り取ります。
置き場所は、なるべく人のいる暖かな室内です。花 の終った株は、窓辺でレースのカーテン越しの日光ができるだけ、長く当たる所が良いでしょう。
水やりは、胡蝶蘭にとって 屋外の温度はまだ低く、与え過ぎると根腐れを起こします。植え込み材料の表面が十分乾いたら与えます。暖房をしている時や 晴れた日の日中は株全体に霧水をかけ保湿すると良いでしょう。
肥料は、暖かくなるとつい与えたくなりますが、最低温度が 15度くらいになるまで与えません。早く与えてもかえって根を傷ませてしまうので避けましょう。

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初夏の手入れ
暮に入手した株の場合、胡蝶蘭は温度が上がって来る5月頃から、やっと葉の中央に新葉が顔を出し、根も動き、 成長を始めます。この頃が植え替えの適期なので、寄せ植え株を植え替えます。 置き場所は、室内に置き、レースのカーテン越しの日光に当てていた株を、いつ屋外に出すか気になる所です。 最低気温が18度を越した頃、屋外に搬出し、風通しが良く、50パーセント遮光した日光が毎日5〜6時間当たる所に置きます。 また、雨には当てないようにして下さい。
水やりですが、新葉や根が動きだし成長期に入った株は、水を多く吸うようになるので 植え込み材料の表面が乾いたらすぐ与えましょう。
肥料は、最低気温が15度以上を保てる様になったら、週一回の割合で1000倍液肥を与えます。 固形肥料は与えなくても良く、与える場合、窒素、カリ、リン酸の割合が等しい物を6月初旬に1回だけ与えます。 与える量は、説明書を良く読み、標準量を、株から少し離れた所において下さい。多く与え過ぎると、根を傷めるので注意しましょう。
また、植え替えですが、暮に入手した株の殆どが寄せ植えか、あるいは、1株植えでも化粧鉢植えになっています。このまま育てますと、 鉢内が乾きにくく、根腐れを起こしてしまいます。早めに通気性の良い素焼き鉢に水苔で植え替えましょう。

真夏の手入れ
胡蝶蘭にとって大事な時期です。特に夏の暑さは大好きで、新しい葉をどんどん伸ばします。水や肥料不足にならないように 気をつけましょう。置き場所は、今までと同様に5〜6時間、日光が当たる所です。胡蝶蘭にとって日本の夏の暑さは好きなのですが、 強い日差しを嫌う為、葉が直射日光に当たると、日焼けを起こします。必ず、遮光ネットで日除けをします。 また、風通しが悪いと株の生育があまり良くありません。できるだけ、風通しの良い場所に置くか、鉢を吊るすか工夫して下さい。
水やりは、株の生育が旺盛な為、積極的に水やりします。材料の表面が乾きかけたら、たっぷり与えます。暑い時期の 水やりは、朝か夕方以降が良く、日中に与えると、葉にたまった水が蒸れ、病気の原因になりますから必ず守って下さい。 また、夕方には、鉢のまわりにも水をかける様にすると良いでしょう。
肥料は、週一回の割り合いで、1000倍液肥を与えましょう。固形肥料はもう与えません。また、夏は黒点病や、ハダニ、 カイガラムシが最も多く発生しやすい時期なので、月に1回は薬剤散布を行います。
そして、2番花の花茎切りですが、遅くとも8月中には切り取るようにします。養分が花に吸い取られて、株が弱ってしまい、 翌年の花芽が出来なくなってしまう事があります。