緑と音楽の関係

観葉植物イメージ

デンバーのオルガン奏者でソプラノ歌手のドロシー・リアラック夫人は、1968年、8人の子供が大学を卒業したので、音楽の学位を取るために、テンプル・ピュエル大学に入学した。 そしてそこで、音楽が植物に及ぼす影響の研究を始めた。

夫人は全く同じ条件に維持された2つの温室を提供された。そこにトウモロコシやカボチャ、ペチュニア、百日草、キンセンカなどを植え、一方の温室にはクラシック音楽専門の番組を流しているラジオを入れ、もう一方には、ロック専門の番組を流しているラジオを入れた。
するとやがて、クラシックを流したほうの植物は、ラジオの方へ向かって伸びていき、そのうち1本はラジオの周りにやさしく抱きついていた。

ロックのほうは、ラジオから遠ざかるように伸び、ガラス箱の壁をよじ登ろうと(逃げ出そうとしていた。
ロックの方は、最初ヒョロヒョロと背丈を伸ばすが、極端に小さな葉しか出ないか、或いは発育が止まったり、又はキンセンカのように2週間後に全部死滅してしまった。

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観葉植物イメージ

ところが、クラシックを聴かせたキンセンカは、その頃には花を咲かせていた。奇妙なことに、ロックを聴かせた植物は、異常に多くの水を消費することが分かった。しかし、根の伸びはまだらで貧弱であった。ところがクラシックを聴かせた方は、根も深く・長く伸びて、ロックの方の4倍近くあった。

夫人はロックの何がこのような結果をもたらすのかという疑問を解消するために、まず強烈な打楽器(スチールドラマ)だけを聴かせる実験を行った。其の結果、植物は垂直線から10度ほど音源に対し反対方向へ傾いた。つまり、ロックほどではないが、やはり打楽器の音はあまり好きではないことを示した。

これに対して、バイオリンなどの弦楽器を聴かせたほうは、音源に向かって15度ほど傾いた。
次に夫人は、オルガンを用いたバッハの『コラール前奏曲』と、インドのシタール音楽を流してみた。バッハの場合、音源のほうに35度も傾き、シタールに至ってはほとんど水平に近いくらい音源に向かって伸びた。 クラシック音楽でも、シェーンベルク、ウェーベルン、ベルクといった20世紀の前衛的な12音階を用いた音楽も聴かせてみたが、あまり関心がないのか、何も聴かせなかった植物とあまり大差がなかった。

以上の結果は、大きな反響を呼び、CBSテレビが追試実験を行った結果、同様の結果が出た様です。